歴史 『ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)』

歴史 No.32 『ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)』 塩野 七生 著

 本巻ではユリウス・カエサルがついにガリア平定を成し遂げる。しかし、数々の偉業を成し遂げてきた彼を待ち受けていたのは凱旋式ではなく、反カエサルによって謀られた元老院最終勧告であった。国賊になってまで「やる」か、それとも「やられる」かの選択を迫られ、彼は「やる」を選ぶ。その際注目に値するのが、彼が率いる兵たちが彼に従った一事である。彼らはルビコンを越える前に解散していれば国賊にならなくてもすむのにも関わらず、カエサルに従うことを選ぶのだ。ガリア戦役中にも要所要所で力を発揮してきたカエサルの言葉が兵たちを従わせたようである。彼の言葉には人を惹き込む力があるようだ。彼に従っていない私でさえ、彼の言葉を読んで、彼になら従っても良いと思ったくらいである。読み進めるにしたがって、次々に明らかになってくるユリウス・カエサルの能力の数々に脱帽するしかない。一体彼はどれだけの能力を秘めているのだろうか。
[PR]
by jokerish2 | 2006-08-06 22:38 | 本:歴史・ノンフィクション
<< 歴史 『ユリウス・カエサル ... 歴史 『ユリウス・カエサル ... >>