歴史 『ユリウス・カエサル ルビコン以後(中)』

歴史 No.34 『ユリウス・カエサル ルビコン以後(中)』 塩野 七生 著

 ポンペイウスの死後、ポンペイウス残党の蜂起を鎮圧し、漸く内政に着手できる状態になった。政治改革をはじめ、金融改革、行政改革、属州統治改革、司法改革はもちろん福祉や失業、殖民、治安、交通と漏れなく改革を実行し新体制樹立を目指した。また、自身も終身独裁官となり名実ともに帝政へと近づいてゆく。その最中、不幸は突然襲いかかってきた。ユリウス・カエサルは暗殺されたのである。彼の寛容さと群を抜いた才能が招いた結果であった。前巻でも書いたように彼の考え方は、あのキケロですら理解できなかったようである。王政アレルギーのローマはカエサルが王位を狙っていると誤解し彼を暗殺してしまった。やはり天才は理解されないものらしい。偉大なる指導者を失ったローマは一体どこへ向かうのだろうか。
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by jokerish2 | 2006-08-09 22:26 | 本:歴史・ノンフィクション
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