<   2006年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧

映画 『ALWAYS 三丁目の夕日』

映画 NO.23 『ALWAYS 三丁目の夕日』

 東京タワーができる頃の東京、集団就職のため田舎から東京に出てきた子とその周りの人々を描いた作品。当時生きていた人が上手くできていると言っていたので見に行った。自分の親の世代はこんな世の中で生まれ、そして生きてきたのかと素直に感嘆してしまった。道や建物、全ての住環境が数十年でこうも変わってしまうのかと、わかってはいたものの驚きは隠せなかった。また驚いたと言えば、当時の近所との人間関係もそうである。家の中にいても、外に出て行っても、必ずそこには人の目があり、コミュニケーションの連続が強いられる。今を生きる私にとって、それは鬱陶しくもあるが、また暖かくもあり、ともて羨ましかった。

 この映画を見て考えることは非常に多い。この感想には書かなかったかが、経済成長がもたらした様々な問題はこの時代と対比することでわかることも少なからずあるはずである。この先、この作品に関しては感想を書き足していこうと思う。
[PR]
by jokerish2 | 2006-01-04 17:14 | 映画

映画 『さよなら、クロ』

映画 NO.22 『さよなら、クロ』

 ひょんなことから中学校に住みつき、学校の一員となった犬、クロの話。ストーリーは真新しいものでもなく、また映像も特に凝ったつくりではなかったためか、それほど強い印象は残らなかった。しかしながら、人間の自分本位な思考によってクロを追いやろうとする側面とクロの従順さの側面とが強いコントラストを出しているため、後者が非常に象徴的な印象を私に与えたのは確かである。従順、言い換えれば素直とも捉えられる犬の―クロの―性格が自分以外を思いやる気持ちの大切さ、それがもたらす温もりみたいなものを伝えているような気がした。もちろん、これは私の勝手な想像なのだが。
[PR]
by jokerish2 | 2006-01-02 18:06 | 映画

映画 『花とアリス』

映画 NO.21 『花とアリス』

 いつもの感想なら映像の美しさをほめるところだが、岩井俊二監督の作品なので言うまでもないかと思う。そこで今回は作品の内容についてコメントしようと思ったのだが、一つ一つの場面が独立した短編映画のように感じられ、しかもその場面場面に明らかにメッセージを含ませている意図は窺えるものの、それを使ってどのようなメッセージを伝えようとしているのか、また全体の流れの中でどういった役割を担っているのかがわからず、難解な印象を持ったとしか言えないのが正直な感想である。しかしながら、『リリィ・シュシュのすべて』の時とは対称的に光を多く取り入れて神秘的な映像に仕上げているためか、解放的な印象を受けた。事実映像と相俟ってか、観終わってから「解放」という言葉が頭に浮かんだ。正直、この解放が何を意味するのか自分でもよくわからない。何度も観なおしたい作品である。映像を見るだけで観る価値はある。
[PR]
by jokerish2 | 2006-01-02 18:05 | 映画

映画  『リリイ・シュシュのすべて』

映画 NO.20 『リリイ・シュシュのすべて』

 前評判で観る人によって賛否が分かれると聞いていたが、私は残念ながら後者である。内容があまりにも陰鬱で好きにはなれない。確かに少年時代の暗くそして残酷な部分を上手く映し出しているとは思う。しかし、映画を観ることで明るい気分になることを意識の根底で求めている私にとっては、観たいと欲しない陰鬱な内容は印象に残らず、無味乾燥な暗い作品として捉えてしまった。一方で、素晴しいと思った部分もある。それは場面場面の構図である。『Ray』同様、1枚の写真として切りとっても人を惹き込むに十分な美しさがある。写真好きな私はそこばかりに目がいってしまった。
[PR]
by jokerish2 | 2006-01-02 18:00 | 映画